ヘルペスの疑いがあるときは病院の何科を受診する?

診察券 ヘルペスの症状の重さは個人差が大きいため、慣れている人や軽症の場合は病院に行かずに済ませてしまうという人も多いでしょう。しかし放置しておくと家族やパートナーなど周囲の人に移してしまう可能性が高いですし、免疫力が著しく低下している時などは予想外に悪化してしまうこともあります。ヘルペスを早く治療するためには、自己判断せずにできるだけ早く病院へ行くことが大切です。

ただ、ヘルペスは何科を受診すれば良いのか分かりにくい病気でもあります。専門科以外を受診しても治療自体は可能ですが、あまり詳しくない医師だと誤診して不要な治療をしてしまう可能性もあるので注が必要です。適切な治療を早く行うためには、やはり口唇ヘルペスの専門科を知っておくと安心です。

何科を受診すれば良いかというと、ずばり皮膚科か内科がお勧めとなります。口唇と言えど皮膚疾患の一つになりますし、神経系に潜むヘルペスウィルスが原因となっているので内科でも詳しい医師が多いです。こういった診療科目を受診すれば、すぐにヘルペスだと確定診断して、有効な治療を開始してもらえる可能性が高いでしょう。

受診すると、医師は問診や視診によってヘルペスか他の病気かを見極めます。症状を繰り返す人などは、血液を調べて抗体反応の有無を確認することもあります。その結果などを踏まえたうえでどのような治療を行っていくかが決まるため、まずは受診することが大切です。

ヘルペスは、ウィルスが暴れ始めてから治療開始までの時間が早ければ早いほど効果が高く、軽症のうちに治癒させることができます。このため症状が現れたらすぐに病院へ行くことがポイントになるのですが、再発を繰り返している人などは発症の前兆を感じられることもあります。

例えば、唇や口の周りがムズムズしたりピリピリするなどの違和感を感じたり、いつも発症する患部のあたりに痒みや火照りなどを感じることがあるので、このような状態になったらヘルペスの再発が近いと考えて病院へ行く準備をしておきましょう。

口唇ヘルペスと口唇炎の症状は間違えやすい

ヘルペスは特徴的な水泡ができるので見分けやすいのですが、実は口唇炎という非常に似ている病気も存在します。似ているなら治療法もほぼ同じなのではないかと考えがちですが、決してそのようなことはありません。口唇炎には口唇炎の最適な治療があり、ヘルペスの治療を行っても改善しません。それぞれに適した治療を行うためにも、似ている2つの病気について知識を付けておくことが大切です。

口唇炎は、唇に炎症が起きて水膨れやひび割れなどが起きてしまう病気です。症状が酷くなると出血してしまうこともあり、皮膚炎の一種だと考えられます。接触性や剥離性、アトピー性や肉芽腫性など様々な種類がありますが、患者のほとんどが接触性もしくはアトピー性で占められています。

アレルギーを持っている食べ物や添加物の入った化粧品などを唇に使うことで発症することもあれば、強力な紫外線に長時間当たったり乾燥しすぎることでも発症するため油断できません。皮膚や粘膜を保護する効果を持つビタミンが不足すると発症しやすくなるので、栄養バランスの良い食事を摂ることが大切です。

ヘルペスとどのように違うのかという点ですが、そもそも発症する原因が異なります。ヘルペスは免疫力の低下などでウィルスが暴れることで発症しますが、口唇炎は上述したような原因で発症します。この他、症状の内容によっても特徴が異なるので覚えておきましょう。ヘルペスだと、小さな水泡がいくつもでき、痛痒くムズムズした感覚になります。対して口唇炎の場合は唇がカサカサになっていたり、ひび割れができたりします。

さらに口唇ヘルペスは再発を繰り返しやすい傾向にあるので、何度も症状が起きる場合はヘルペスの可能性が高いでしょう。どちらか自分では判断が付かない場合は、やはり早く病院へ行って専門の医師に診断してもらう必要があります。